【ネタバレ有】おとうと のあらすじ【まとめ】

○画「おとうと」のあらすじメモ。

映画の概要

  • 映画の概要:
    • 巨匠・山田洋次監督が、1960年公開の市川崑監督の「おとうと」に捧げるオマージュとして製作したものです。真面目でしっかり者の姉と、破天荒な風来坊の弟との心の交流が描かれます。
  • 公開日:
    • 2010年1月30日
  • 監督:
    • 山田洋次
  • 出演:
    • 吉永小百合(高野吟子)
    • 笑福亭鶴瓶(丹野鉄郎)
    • 蒼井優(高野小春)
    • 加瀬亮(長田亨)
    • 加藤治子(高野絹代)
    • 小林稔侍(丹野庄平)ほか

あらすじ

東京の私鉄沿線の商店街の一角にある小さな薬局「高野薬局」。店主で薬剤師の高野吟子(吉永小百合)は夫と死別して以来女手ひとつで一人娘の小春(蒼井優)を育ててきました。

吟子は小春、亡き夫の母・絹代(加藤治子)と三人暮らしですが、小春はエリート医師との結婚が決まっていました。吟子は、長年音信不通になっている弟・丹野鉄郎(笑福亭鶴瓶)に小春の結婚式の招待状を送ります。鉄郎は喜劇役者になるべく大阪に行きましたが何も成し遂げられずに年齢だけ重ね、10数年前に吟子の夫の十三回忌で酒を飲んで大暴れし、親類中を敵に回して以来交信が途絶えていたのです。

程なく、鉄郎に送った招待状は宛先不明で吟子の元に戻ってきました。

千春の結婚式当日、突然、羽織袴を着込んだ鉄郎が披露宴の最中に駆け付けます。鉄郎は自身が名付け親である小春の結婚を喜んでいました。親戚は早速鉄郎を追い返そうとしましたが、吟子らの兄・庄平(小林稔侍)は鉄郎に酒を一切飲まないことを条件に参加を認めます。

しかし、鉄郎は目の前にあるシャンパンに誘惑されてしまい、つい酒を飲むともう止まらなくなり、泥酔したまま勝手にスピーチをしたりやりたい放題で披露宴をぶち壊してしまいます。新郎の親族に文句を言われた庄平は激怒し、鉄郎に絶縁を言い渡します。結局、この一件がきっかけとなり、小春の新婚生活は程なく破綻することとなります。

離婚した小春は吟子の元に戻り、再び三人暮らしの日々を送っていました。そんなある日、鉄郎の元恋人(キムラ緑子)が吟子のもとを訪れ、鉄郎の直筆による借用書を見せてきました。

鉄郎は女性から130万円を借りたまま行方をくらましてしまったというのです。途方に暮れる女性を見かねた吟子は、断腸の思いでコツコツと貯めてきたなけなしの預金を引き下ろし、女性に返済します。数日後、鉄郎がふらりと吟子の前に現れます。言い訳ばかりする鉄郎の不誠実な態度に激怒した吟子と小春は鉄郎に絶縁を言い渡します。それ以来、鉄郎の消息は一切途絶えてしまいました。

それから、吟子ら三人は穏やかな日々を送っていました。小春は家の修繕に来た幼馴染の大工・長田(加瀬亮)に想いを寄せるようになっていました。吟子一家ではすっかり鉄郎のことなど話題にならなくなっていました。しかし、吟子は密かに警察に鉄郎の捜索願を出していました。

小春が長田との再婚を決意したちょうどその時、吟子は鉄郎が大阪で倒れて入院しているという知らせを聞きます。吟子は急いで大阪に向かい鉄郎と再会しますが、鉄郎は既に末期ガンに侵されており、余命数ヶ月の宣告を受けていました。

やがて鉄郎は、身寄りのない人が最期を過ごす民間のホスピス「みどりのいえ」に引き取られます。鉄郎は大好物の鍋焼きうどんを食べさせてもらったり、付きっ切りで看病する吟子と両腕をリボンで結んで眠ったりと、静かに余生を過ごしていました。そして、鉄郎は吟子と小春、長田らに看取られて息を引き取ります。

その後、吟子と絹代は小春の再婚を祝ってささやかな祝杯をあげます。絹代は「小春の二度目の結婚式にあの変わり者の弟を呼んであげないとかわいそうだ。皆にのけ者にされて一人ぼっちだろ。お酒さえ飲ませなけりゃいいんだから呼んでやったら?」と呟きます。吟子は涙します。

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